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北九州若松出身の芥川賞作家、火野葦平今年、没後60年になります。
葦平は「糞尿譚」で芥川賞を受賞したのち陸軍報道部に転属となり、従軍記『麦と兵隊』にはじまる〈兵隊三部作〉で、一躍国民的作家となりました。しかしそれによって、「兵隊作家」という「レッテル」を貼られることになり、戦後、公職追放となりました。
解除後は若松と東京を往復しながら多くの作品を残し、晩年には自身の戦争責任と向き合った大作『革命前後』を発表しました。
本展では北九州が誇る作家・火野葦平の生涯と文業を、約200点の資料とともに辿ります。激動の昭和を生きた葦平が紡いだ言葉ににじむ、一人の人間としての思いに寄り添っていただければ幸いです。
【日程】 2020年11月21日(土)~2021年2月14日(日)